Whizzo Blog

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マーケティングのインバウンドとアウトバウンド

  • (2014.03.10更新)

Magnet Experiments

前回の記事で、「インバウンドマーケティング」と「コンテンツマーケティング」がほぼ同義語とは書いたが、実際のニュアンスは少々違う。同じ意味合いで説明されることも多いのだが、少しニュアンスが異なる。

インバウンドは「入ってくる」という意味合いだ。反対のアウトバウンドは「出ていく」という意味になる。

マーケティング活動において、外に出ていって自社に誘導するか、見込客のほうから問い合わせてもらうかの違いとなる。前者が「アウトバウンド」。一番分かりやすいのが広告だ。人が集まる場所に広告を出稿し、自社や自社のサービスを訴求して問い合わせをするように誘導する。

「インバウンド」では、店を構えて待っている。お客さんから見つけてもらって来てもらい、店内で接客を行うことで買ってもらう。

通常は、アウトバウンドだけ、インバウンドだけということはなく、双方を組み合わせることでマーケティング活動を行っていくことになるのでが、どちらかと言えばアウトバウンドのほうに比重がおかれていたのが従来ではないだろうか。

いわゆる4大マスメディアと呼ばれるものは、「テレビ」「ラジオ」「新聞」「雑誌」だ。これらのマスメディアの効果は、以前に比べて落ちてきたとはいえ、やはり今でもテレビなどの効果は高い。しかし、4大マスメディアの効果が以前より落ちてきたということで、交通広告やDMなど、より消費者に近い媒体を利用されるようになったが、これもアウトバウンドだ。

たしかに、店を構え、よいサービスや商品を提供していても、誰にも知られなければお客さんはこない。そこで、外に出ていって広告活動をするわけだ。もちろん、中身が伴わずに広告活動だけしても意味は無い。サービスの質、商品力を高めるというのが「インバウンド」といえるだろう。

広義には、サービスの改善、サポート、商品開発などもマーケティング活動の一環ではあるのだが、一般にマーケティングというと広告活動などの「アウトバウンド」を中心に考えられていたところがあるだろう。

ただ、ここにきて、「インバウンド」のほうが重要じゃないだろうか。という流れが「インバウンドマーケティング」と言われ出したところだと思う。

さて、ここでマーケティングをやってきた人間には、特に目新しいことは感じないだろう。「インターネット広告」が4大マスメディアに匹敵する存在になってきた時点で、「広告」というもの自体は変わってきている。そして、Googleなどによる検索技術の向上。ソーシャルメディアの台頭によって生活者の声が大きくなり、情報の流れが変化してきたこと。このような変化を見ていれば、当然の流れではある。

つまり、リアルに店舗を構えるのとは違って、ウェブ上の自社のサイトをメディア化することで、検索技術によって見つけてもらいやすくなったことと、ソーシャルメディアによって共有されやすくなったことで、より自社のコンテンツを充実させ、インバウンドを強めることが売り上げに繋がるということだ。

これは、生活者の志向が多種多様になり、十人十色どころか百人百色となって「ここに広告を出せば間違いない」というようなものが存在しなくなったということもある。メディアやチャネルが増え過ぎたのだ。すべてをカバーすべく総合的に出ていくのは、よっぽどの資本力がないと無理であり、発想を変え、インバウンドを強めて見つけてもらうほうに注力したほうが効果が高いということである。

わかるだろうか。「インバウンドマーケティング」というのは、奇をてらったものではなく当然の流れということだ。

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