Whizzo Blog

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アメブロをMTにバックアップ

  • (2019.11.20更新)

最近では少し落ち着いてきたが、アメーバブログ(アメブロ)の利用規約が変わり、商用利用をしているブログが予告も無く削除されるという事例が聞かれた。いまでも、落ち着いてきたとはいえ、たまにあるそうだ。

個人的には、アメブロの仕組みを知るためにアカウントを作ってはいるものの、まともに使ったことがないので影響は無いのだが、日本で一番のシェアであるブログサービスであるだけに、周りにはアメブロを利用している人も多い。

中には、慌ててWordPressに引っ越した方もいるようだが、アメブロは移行やバックアップがしにくい仕様になっているので、苦労する人も多いようだ。バックアップツールや移行ツールなども見かけるが、サーバーのことを考えたりとか、素人の方には敷居があるだろう。

さて、以前からもWordPressへの移行は相談を受けたりしたこともあるが、今回はMovable Typeとの連携を調べていた。あえて、移行だけではなく連携。

結局、WordPressなどに移行をした場合でも、ブログのURLが変わってしまう。アメブロで読者などをある程度集めていた場合などは、たとえ移行しても、それこそ削除されない限りはアメブロを捨てるのには勇気が要るだろう。

実際は、同じコンテンツが複数のサイトにあるとSEOには悪影響であるため、思い切って削除をしたほうが良いのだが、しばらくは併用ということもあるだろう。その、移行期間の併用も含めて考えたわけだ。

今回は、Movable Typeで調べているが、同様のことはWordPressでも可能だと思うので、参考になればと思う。

エクスポート機能がない

ブログの移行は、基本としては古いブログから記事を「エクスポート」して、新しいブログに「インポート」する。ほとんどのブログがインポート機能は持っているのだが、エクスポート機能が無い場合がある。アメブロがそうだ。ブログサービスによっては、エクスポートではなく、「バックアップ」という機能で書き出せることがあるが、アメブロはそのバックアップ機能さえ無い。

他のブログサービスでは、「MT形式」でエクスポートできるものが多い。このMT形式で書き出せてしまえば、WordPressの場合は、インポートから「Movable Type と TypePad」を選ぶことで、カテゴリやコメントも移行できてしまう。この「MT形式」のMTとは、Movable Typeのこと。もちろん、Mobavle Typeへの移行も簡単だ。

アメブロからのエクスポートやバックアップ補う有料のツールなども売っているが、無料で行う方法として、「FC2ブログのブログお引越しツール」でアメブロからFC2ブログへ引っ越し、FC2ブログのバックアップ機能でMT形式に書き出したうえで、WordPressやMovable Typeに移行するという方法がある。手間は掛かるがこの方法で移行はできる。ただ、デザインの移行まではできないので、そのあたりはカスタマイズのし直しが必要だ。

MT形式で記事を移行

「FC2ブログのブログお引越しツール」は、すぐには移行できないので、気の長い作業とはなる。無事に移行できたら、FC2ブログの「ツール>データバックアップ」から「エクスポート」の欄にある「ダウンロード」をクリックして、記事をダウンロードする。ダウンロードしたテキストファイルはMT形式になっているはずだ。

次に用意したMovable Typeの管理画面から、「ツール>記事インポート」を選び、インポート元を「他のシステム(Movable Type形式)」を選んでインポートする。カテゴリも移行するはず。

記事自体の移行はこのような形で難しくはない。しかし、デザインの移行はすんなりとはいかないので、管理画面から編集し直すか、思い切って新しいデザインで再スタートすることになるだろう。

今後の更新は自動バックアップ

過去の記事の移行を行った。このまま、アメブロを止めて、Movable Typeで新たにはじめるのであれば問題はないが、削除された時の対策として引っ越したけど、まだアメブロを引き続き利用したい場合、更新をどうするか。同じ記事で両方更新するのは大変だ。どちらかを更新したら、反映されると良いだろう。

いろいろ試したが、今回採用をしたのが、Movable Typeにプラグインを導入し、定期的にアメブロの更新をチェックして、更新されていたらMovable Typeに取り込むというものだ。

取込んだRSSをエントリとして書き出すMovableTypeプラグイン:rssEntry - エンジニアブログ - スカイアーク

上記のプラグインで、アメブロのRSSを読み込むというものを使うことにした。サーバーにXML::Parserがインストールされていることと、定期的にcronを実行する必要があるが、それをクリアしたら大丈夫だった。

ただし、1つ問題が。記事に張り付けた画像は、アメブロのサーバー上のままなのだ。しかも、アメブロ以外から画像を読み込むことができない仕様らしい。画像が非表示になる。なにか方法がないかと探っていたら、Movable TypeをSSLにすると画像が表示された。SSLが必須となってしまった。

どちらにしても、今回はバックアップ目的なので、アメブロを随時読み込むけど公開はしない。パスワードを掛けて閲覧制限を掛けることにした。アメブロを削除されたら利用することとなる。従って、定期的に画像の取得はしておかなければいけないかなと思っている。

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