IT業界人のインタビューを電子書籍で配信
株式会社BCN様で発行するITビジネス専門誌「週刊BCN」から人気のインタビュー記事をピックアップし、iPadやiPhone、iPod touchで閲覧できる無料の電子書籍アプリ「iBooks」に対応した電子書籍として発行しました。Podcast形式により定期配信する方法をとっています。
地方の制作プロダクションですが、BCNランキングをはじめ、Yahoo!ニュースなど各社ニュースサイトで取り上げていただきました。 http://bcnranking.jp/news/1008/100803_17790.html
コンテンツの不足するiBooksに対応した本格ビジネス書
アップルが iPad のリリースと共に無料提供を始めた「iBooks」ですが、併設する iBookstore には日本語のコンテンツが未だ販売されていないため、日本語のコンテンツが圧倒的に不足しています。そこで、定期刊行する本格ビジネス書として『ITIT』を発行しました。
コンテンツは、「BCNランキング」などを提供する株式会社BCN様で定期刊行しているITビジネス専門誌「週刊BCN」から、人気の高いIT業界人のインタビュー記事をピックアップして構成しています。
定期購読により販売している「週刊BCN」からのコンテンツを流用しているため、将来的には課金の方法を検討したいとしながらテスト配信の意味合いも強く、配信頻度も高めたいため専用のアプリを制作するのではなく、iBooksで閲覧するePub形式での制作でしたので、コストもスケジュールも抑えることができました。
また、テーブルマーク株式会社様と同様の方法を採用し、Podcast配信することでユーザーフレンドリーに定期配信する方法としました。
PDFとは違う操作感
iBooksでもPDF形式を読み込むことが可能になりましたが、ePub形式による電子書籍は、PDFによる書籍とは違う操作感になっています。
iPadやiPhoneを横向きにした際に、1ページの文字数は自動調整され、溢れた文字は次のページに送られます。文字のサイズもユーザー側で変更できますが、PDFのようにページ全体が大きくなるのではなく、文字のみ大きくなります。
また、単語を選択し、内蔵辞書で調べたり、電子書籍内の検索やGoogleやWikipediaでの検索もスムーズに行えます。
iBooksならではの機能としては、住所から内臓のGoogle Mapsアプリケーションを起動したり、アドレスブックを起動してアドレス登録を促すことも可能です。
その他、しおり機能や単語に結びつけたメモも作成可能であり、自動的に索引も作られるため、ボリュームの多い書籍などにも適しているのかもしれません。
もちろん、リンクを埋め込んで、サイトへ誘導することも可能です。
ただし、まだ問題点も多く、iPadやiPhoneから定期購読をさせることは難しく、課題も多く残っています。