## 日本でも流行の兆しを見せるFacebookの解説本
2010年夏に全世界でアクティブユーザーが5億人を突破し、日本でも流行の兆しを見せていたFacebookについての概要と使い方が分かるムック本を執筆しました。
本誌はライターとして初執筆となる作品でしたが、Twitterブームの後に何が来るのかという世間の期待や、発行日の直前にFacebookの創業者であるマーク・ザッカーバーグを描いた[映画『ソーシャル・ネットワーク』](http://bit.ly/2CMTFnT)が日本でも公開されるなどの条件が重なり、増刷を重ねる作品となりました。
世界最大のSNSとなっていたFacebookの基本からビジネス活用までを1冊で分かりやすく解説し、FacebookがGooleに匹敵し、それを凌駕する次世代のコミュニケーションインフラになるとして、先進的な企業や個人がFacebookを自らのブランディング、マーケティング活動に活用していることを使い方と共に紹介しました。
## とても短納期となった初執筆
もともとは共著となるオフィスマイカの井上真花さんから、Facebookの機能などについて問い合わせを頂いたのが始まりでした。井上さんは、私のPodcastの活動を知っており、以前に取材して頂いたことがあります。その上で、私がFacebookを2007年という早い時期からアカウントを使っているからなのですが、話をしていく中で、執筆期間が短いので手伝って欲しいという話を頂きました。これは、私が[自主企画で電子マガジン](http://whizzo.jp/work/2010/10/post-8.html)を発行していたということも考慮いただいたようです。
お話を頂いて、出版社である日経BP社で打ち合わせを行ったのが12月8日。そこから執筆期間は約1か月で、その後は校正や印刷を行って、翌年の2月2日に書店に並ぶというスケジュールでした。
初めての執筆ということもあり、Webサイトの無理な制作なども経験があったため、そんなものかと思っていましたが、通常の出版のスケジュールから見てもかなりの短納期だったようです。しかし、初めての仕事でこのようなスケジュールをこなしたことで、その後の執筆の自信に繋がることにはなりました。
## 仕様がどんどん変わるFacebook
Facebookを利用している方は分かるかと思いますが、Facebookはデザインや機能などの仕様が頻繁に変わり、そのほとんどが事前の予告がありません。そのため執筆途中にデザインや機能が変わったり、画像の撮り直しや原稿の修正なども少なくありませんでした。
修正して間に合うのであればまだ良く、発行後1週間ほどで大きく機能が変わってしまった部分がありました。それまで「ファンページ」と呼ばれていた企業向けのページ作成機能が、「Facebookページ」と名称を変え、内容が変わってしまった部分があったのです。
そのため、[本誌専用のFacebookページ](https://www.facebook.com/fb.perfect.manual?fref=ts)を作成し、本誌と内容が変わってしまった部分の紹介や、読者からのFacebookページでの質問に答えたりなど、Facebookページを使ったサポートも行うことでカバーを試みました。