ブログを作成した時に意識したいのは「CTA」ボタンだ。
「CTA」とは、「Call To Action」の略。日本語では「行動喚起」だろうか。ブログだけではなく、ランディングページやECサイトでも重要になる、「次の行動を促す」ボタンとなる。
ブログの記事を読み終わった場所に、「資料請求ボタン」や「無料会員登録ボタン」、「問い合せボタン」などを設置することで、スムーズに次の行動へ移ってもらうようにする。この「CTAボタン」を適切な場所に置くことが重要でもある。
例えば、アクセス解析などで「資料請求」を目的として、「コンバージョン」と設定する。サイトの訪問者が資料請求をしてくれる率が「コンバージョン率」となるわけだが、ページ内の適切な位置に分かりやすく「CTAボタン」を置くことで、「コンバージョン率」も大きく変わる。これは、ページ毎にボタンの位置を変えたりして、適切な位置をアクセス解析を見ながら探ると良い。
さて、ブログにおいても「CTAボタン」は適切に置きたい。インバウンドを意識したブログであれば、せっかく見つけて訪問してくれた訪問者と、その後もコンタクトを取れるかどうかににも掛かってくる。コンタクトを取れるように、資料請求や無料ダウンロードへのフォームへ誘導するなどがよく見られる方法だ。
誘導するコンテンツがない場合などは、FacebookやTwitterへの共有用のボタンを置くというのも良いだろう。最近では共有ボタンを設置したサイトも非常に増えた。中には、ブラウザーなどの拡張機能で、どのサイトでも簡単に共有ができるようにしている人もいるだろうが、やはり分かりやすく記事の最後に共有ボタンを置くことで、共有されやすさは格段に上がる。
当ブログでも共有ボタンを最後に置くようにしてみた。
ブログに設置する共有ボタン
それぞれのSNSなどで、ボタンの設置の方法は公開されていたりする。簡単なのは、ページを指定しないもので、ボタンの置いてあるページが共有される。しかし、ブログなどのインデックスページなどに記事ごとに共有ボタンを表示したい場合にはカスタマイズが必要だ。
ボタンによっては、ボタンを設置したページではなく、共有するURLを指定するオプションが用意されている。そのURLの部分にMovable Typeであれば、「<$MTEntryPermalink$>」というタグをいれることで、記事ごとのURLを自動的に張り付けることができる。詳細は割愛するが、リクエストがあればまた記載したい。
このブログを開設時には、少々手を抜いて、Zenback というサービス生成されるボタンを設置していたが、少し大きいものにしてみた。ただ、Zenbackを利用するのは手軽なのでおすすめだ。管理画面から表示するボタンの種類も簡単に選ぶことができる。当ブログでは有償版のZenback Bizを利用しているが、無料版でも利用できる。
また、私が個人ブログで利用している「忍者おまとめボタン 」もおすすめだ。同じTwitterでも大きさや種類の違うボタンが複数用意されていたりで、非常に多くの種類のボタンが用意されている。使用したいボタンをクリックで選んでセットを作成して保存し、取得したコードをサイトに張るだけだ。無料で使いことができるのだが、ボタン毎の解析画面などもあり、なにげに高機能だ。
ブログの記事を書く目的
CTAボタンを設置すると、訪問者のコンバージョン率が向上するというメリットはあるが、それ以外にもブログ記事を書く目的がブレないという効果もある。
記事を書いていると、文章が長くなるほどやや内容がブレてしまいがちになるのだが、CTAボタンによって落としどころが決まるので、その落としどころに向けて書くことになる。そのため、書いているうちに何を言いたいのかが分からなくなって、何となく終わってしまうということが防げる。もちろん、比較的防げるというくらいだが。
ただ、何のために書くか、どういうストーリーで書くかということを考えるきっかけにもなるので、そのためにもCTAボタンの設置を考えるといい。