Movable Typeは、『再構築』という作業でファイルを書き出して、『静的』に公開するのがデフォルトだが、ユーザーがアクセスしたときにページを生成する『動的』に切り替えることもできる。しかも、サイト全部ではなく、一部分だけを『動的』にすることができる。
『静的』と『動的』のどちらがいいか、という議論は不毛なので省くが、『選べる』ということで気に入っている。
『動的』に切り替えるときには、管理画面からテンプレートを『ダイナミック』に切り替えることになる。
なお、『スタティック(既定)』というのが、標準の『静的』出力だ。
ここで、『ダイナミック』に切り替えて、意気揚々とサイトを確認すると、エラーで開けない。そんなことも少なくない。まあまあ、トラブルがちだ。ダイナミックにすると使えないプラグインが出てきたりもするので注意したい。
SuiteX では .htaccess の編集が必要
さて、今回はNTTPCコミュニケーションズのSuiteXという共用サーバーでMoavable Typeを構築しており、『ダイナミック』にしたら表示されなくなったというパターン。よくあることなので、慌てない。
『ダイナミック』にすると、『.htaccess』というファイルが作成され、このファイルによって制御をすることになるのだが、この『.htaccess』がくせ者で、サーバーの設定によって同じ書き方でも動くときと動かないときがある。
そこで、調べてみると、どうやらsuiteXでは、『ダイナミック』にしたときに作られる『.htaccess』のファイルを開いて、編集する必要があるようだ。
ダイナミックパブリッシング | 共用サーバーなら安心と信頼のWebARENA(ウェブアリーナ) | SuiteXサポート
具体的には、
Options -Indexes +SymLinksIfOwnerMatch
↓
#Options -Indexes +SymLinksIfOwnerMatch
と1行コメントアウトしなければいけないらしい。
また、下記の1行も追加するように書かれている。
最下段に以下の項目を追記します。
php_value memory_limit 30M
テキストエディタで編集し、保存したらちゃんとページが表示された。