やはり使ってみないと分からないもので、使ってみると便利なところと困ったところが見えてくる。
この、Lekumo ビジネスブログは、たしかに便利ではある。テンプレートを選んでさっと始められる。また、上級テンプレートに変換するとMovable Typeと同じようにテンプレートを直接編集ができるので、デザイン的な制限はほとんどない。
スマートフォン用のデザインも別に用意されていて、パソコン用とは別にレイアウトを考えられる。もちろん、HTMLの知識がなくても大丈夫だ。ただし、スマートフォン用のデザインには上級テンプレートが見当たらなかったのは残念だ。また、携帯電話でアクセスした時も違うデザインが表示されるが、こちらはカスタマイズができるのか分からなかった。
携帯電話などからメールで更新する方法も標準でついている。このあたりもMovable Typeには標準ではない機能だ。ソーシャルメディアとの連携なども強く、 Zenback が簡単に張り付けれたり、TwitterやFacebook、mixiに通知ができるのも便利だ。Evernoteと連携して、投稿の時にノートから読み込むこともできるので、下書きをEvernoteで書いていたらスムーズにできそうだ。
ただし、総合的に見ていくと、やはりMovable Typeのほうがかなり安定している。ブラウザなどのせいかもしれないが、記事の投稿にむちゃくちゃ苦労してしまった。書いた記事をプレビューで確認し、再度編集しようと思ったら本文が消えてしまったり、文中の改行が消えてしまったり。
これは、設定を「ベータプログラムに参加」にしたせいかもしれないと、標準に戻したら一応は直った。ただ、Markdown記法が使えるのが「ベータプログラムに参加」とした時だけだったので、使いたかったのだが、どうしてもダメで断念。しかも、標準に戻しても、リッチテキストのエディタがおかしい。調べると、投稿画面でリッチテキストを使うには、Internet Explorer または Firefoxが推奨 らしい。MacではFirefoxだけだ。使っていない。困ったものだ。どうりで、リッチテキストで編集してうまく編集できないわけだ。
結局、Markdownに対応したテキストエディタで原稿を書き、プレビューまで確認をしてから、HTML化してコピーをし、Lukemo ビジネスブログの投稿画面を「HTMLの編集」にしてペーストしている。
この方法、自分でやるには良いのだが、お客さんなどには案内できないので困るとこだが、お客さんだったらInternet Explorerを使っているだろうか。Internet ExplorerもWindows XPか7で、最新版を推奨しているが。この動作環境が限られ過ぎているのは困ってしまう。投稿画面はよく使う場所なので、この辺の安定性はもう少し上がって欲しいものだ。
※ Markdown記法とは、簡単にHTMLでの装飾を指定する書き方。ぱっと見、HTMLほどごちゃごちゃしない。太字にしたり、リストにしたり、リンクを貼ったりが使いやすい。