いよいよ
敵陣 会場へ到着。別に悪いことはしていないんだが、後ろめたい気がする。Apple製品ばかり持ち込んですみません。MacのBootcampにWindows 8を入れているのに、ほとんど使ってなくてすみません。
会場に入って、まず、スクリーンが2つか([前記事参照](http://lab.whizzo.jp/2013/08/mtddc-2013-ed77.html))と。急に焦りつつ、せっかくランチで知り合った皆さんとは離れて端っこに着席。Lightning Talk用のスライド、もうちょっと削らないとななどと思っていたので、先にネタバレするのもなんなので端っこへ逃げた次第です。話を聞きながら一生懸命スライドを削ってました。5枚は削ったかな。
そんなこんなで、[MTDDC2013](http://www.movabletype.jp/blog/mtddc2013.html)がスタート。
※ Six Apartさんで報告ページが公開されました。各登壇者のスライドはこちらで。
MTDDC 2013を開催しました | MovableType.jp
### Simple、Smart、Speedy
最初のセッションはSix ApartのCTO 平田大治さん。「新しい Movable Type のコンセプトと特徴」という内容だった。
最初のリリースから12年経って、ブログツールからエンタープライズでの利用も多いCMSツールとして成熟してきたMovable Type。引き換えに重いシステムになりつつあるということで、新しいMovable Typeでは「Simple、Smart、Speedy」というコンセプトで作っていったと。互換性も重視したとのこと。
その1つの回答が「Data API」ということのようである。Movable Typeの管理画面にアクセスしなくても、Movable Typeのデータベースにアクセスして利用できるようである。なので、オリジナルで管理画面を作ったり、検索システムを外部に作ったりできるよう。動的にコンテンツにアクセスしたり編集したりもできるようだ。
ライセンスについての部分もあったが、よく憶えていない。
ようするに、テーマやLoupe、API、プラグインなんかをMITライセンスにしたとき、MTOSがGPLのままだと矛盾が生じてくるということなんだろうけど、やはり小規模案件ではどうしたら良いかの結論は見えず。
ちなみに、名古屋に帰ってから、自宅でこんな本を発見した。
2003年発行である。冒頭に、Movable Typeの開発者であるベンとミーナのインタビューが載っている。懐かしい。破れてたけど。
この中に平田さんも載っており、ブログとはDeveloper革命で、エンジニアが自分達の主役になれる環境を手に入れたんじゃないかというような発言をされていたことが印象に残っている。
今回のMovable Typeも見た目は大きく変わっていない。多少、技術を知ってればAPIとか面白そうだなと分かる。開発者としては遊べる要素も出てくるんだろうとは思うけど、開発者じゃないユーザーにとっては分かりにくい。結局、開発者に頑張ってもらってアウトプットが出てこないと面白さが享受できない。今回のアップデートも、結局はエンジニアじゃないと楽しさが享受できないような気がするな、そんなことを漠然と思ったりした。ユーザーレベルでここが変わります、というポイントが見えにくい。ライセンスの部分も同じで、一般ユーザーレベルではなぜ変えたのかが分かりにくい。
### ウェブページでも記事が書ける
次のセッションは、Six Apartのリードエンジニアである高山さん。新機能や改善点などをコードを交えながら説明。なんとなくは分かるけど、なんとなくしか分からない。
単純にウェブページでも記事が書けるようになったのは助かる。
Data APIとChart APIをJavaScriptで使ったWebアプリケーション「Loupe」は「Card」と呼ばれるウィジェットを自分で開発できるらしい。まだ、ドキュメントはないようなので、できたら見てみたいが、自分でも作れるレベルなのかが気になる。
APIの使い方は、具体的なソースの例も挙げながらであったが、面白そうだということは分かった。そして、GitHubを使わなきゃいけないのかなという感想。アカウントだけ持っていて使ってなかったので。
### MTでGoogle Analyticsを使う
前半の最後はアイデアマンズ株式会社の宮永さん。現在作成中のGoogle AnalyticsをMTに取り込んで活用できるプラグインの説明。
MT6でもGoogle Analyticsの連携はできるようだが、それをさらに拡張するようなプラグインとのこと。
これは、単純に使いたいと思った。MT6の新機能とどう絡んでいるのかは忘れたけど、実際の案件絡みで使いたい。基本的な部分は無償でも提供するようなことを言っていた気がする。
Loupeの中にAnalyticsが見れそうなデモっぽいものがあるけど、この宮永さんのプラグインのほうがよっぽど惹かれるという現状。リリースが待ち遠しい。
ここで、前半は終了。
自分のLight Talkのスライドもなんとか削った。まだ5分に収まらない気もしつつだけど。
さらにつづく
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うぃぞらぼ: MTDDC 2013 に行ってきた(その1)
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うぃぞらぼ: MTDDC 2013 に行ってきた(その2)
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うぃぞらぼ: MTDDC 2013 に行ってきた(その3)
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うぃぞらぼ: MTDDC 2013 に行ってきた(その4)