Webサイトなどで利用する文章や画像などの コンテンツ を管理するシステムである CMS (コンテンツ・マネジメント・システム)。いまでは様々な種類が存在する。
仕事で常に使っているのが Movable TypeというCMS。15年以上の歴史があり、BlogツールとしてスタートしたMovable Typeは、後発であるオープンソースのCMSに押され、全盛期に比べたら大きくシェアを失っている。
そんなMovable Typeだが、特に日本ではまだまだ需要もあり、安定した製品となっている。セキュリティ対策も行いやすいため、大手企業や公的機関のサイトなどでも利用されていたりする。
ところが、商用利用では9万円〜というライセンス費がかかるため、小規模のサイトなどでは敬遠されることもあり、無償で使えるオープンソースのCMSよりも書籍やサイト上での情報が少ないのが現状だ。
個人的にはプログラムの知識がなくても、HTMLの知識があればカスタマイズすることができるMovable Typeは、とてもハードルが低いCMSだと思っている。とはいえ、その辺の入門の情報が極めて少ないのも確か。
ということで、14年前に日本語化もされていないMovable Typeを苦労しながら週末にインストールしたことを思い出しながら、入門的な内容を何回かに分けて書いていきたい。
初めて触ったMovable Typeはバージョン2.64。現在の最新版は6.33。正直、インストールも当時に比べたら全然簡単だ。
商用利用ではなく、試してみたいというだけであれば、個人無償ライセンスも用意されているので、ぜひ試してほしい。